[寄ってくる]
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しかしここでBが、
「【とっておきの恐ろしい話】があるんだ!最後に話させて^^」
とみんなに言った。
まあ最後なら、ということで、しかもとっておきという
ことで、みんなはBの話を聞き始めた。
「あのね、この学校で、自殺した女の子がいるっていう
噂があるじゃん。でも先生達、誰が、どこで自殺したとか、
まったく教えてくれないじゃん。」みんな、うんうん頷く。
「あのね…どこで自殺したかっていうとね…」
「ここよ」
とうえから声がした。
みんなゆっくり上を向いてみると、そこには恐ろしい
顔をした首吊りしたいが揺れていた。よくみると、
その子はさっき参加した13番目の女の子だった…。
「ギャァァァアァァアァアアアア!!!」」
みんなは一目散に教室を抜け出し、階段を駆け下り、
後ろを振り返らずにそれぞれの家へと走っていった。
たまたま、AとBは近所だったため、一緒に走っていった。
Bが先に家につき、Aは一人で泣きながら走っていく…。
そして、家につき、出迎えてくれた母に、帰りが遅く
なったことを叱られながらも、親の顔を見ていっきに
Aは安心して、ホッとした。
夕食の準備もして、Aは家族とテーブルについた。
いざ食べようとしたところで、電話が鳴って、母がでた。
「ねぇA?Bちゃんから電話よ。急いでるみたい」
Aはなんだろう…と思いながらも、電話にでた。
Bはヒステリックになっていた。
「ねえA!?テレビ見た?ニュース見た?今すぐ見て!」
とB。Aはテレビを付け、ニュースを見た。ナレーターが
緑の茂った山場の映像のニュースについて解説していた…。
「本日、お昼の12時半、山でバスが墜落し、乗客12名
の死者をだしました。乗客は、運転手1名、教師1名、
中学生10名………」