[痩せたおじさん]

箸休めていどですが、先日聞いたばかりの話を。

彼氏がトラック運転手で、その日は助手として
ドライバーと2人で鹿児島の山道を走っていたそうです。

ふとケモノ道のような山道が助手席側から見え、その道に生気のない
ガリガリにやせたおじいさんが膝をかかえて座っているのを見たらしい。
全身鳥肌がたったまま「・・いまの?」と運転手に聞くと、
「またいたよ。あれだよこないだ話したじいさんは。」
と、言われてはじめてそんな話を聞いたことを思い出したそうです。
冗談かネタぐらいにしか思っていなかったのですっかり忘れていたそうな。

その痩せたじいさんは幽霊なのか人間なのかわからないらしい。
いるときといないときがあるということです。

しかしこの年末の真夜中、民家もない山道の同じ場所に
ひんぱんに老人が地べたに座っているのはちと考えられない気がします。

今度いたら写メ撮ってきてとたのんであるので
撮ってきた時はうっPしたいと思います。


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