[燃えない]

これは今から約3年ほど前に私が実際に体験したお話です。
少々長くなるので2回に分けます。長文ウザーな人はスルーでお願いします。

その当時付き合っていた彼氏がいたのですが、どこに行っても
何をやってもアクシデントが続くことがありました。
なので私がよく困ったときに話を聞いてもらっている占い師さん
(霊感多少アリ)に相談に行きました。

一通り占いをしてもらって帰ろうとしたとき、その占い師さんが
「怖がらないで聞いてね。あなた生き霊がついているわよ」
と言ってきたので怖がるどころか、そのとき私はなんとなくでしたが
誰が生き霊として私についているのか一発で分りました。
私に脅迫まがいなメールや電話をかけてくる元彼だ!と。
そこで占い師の先生は半紙で出来た人型を私にくれて
生き霊の払い方を丁寧に教えてくれました。
(だいぶ前の事なので記憶が曖昧ですが人型に自分の名前を書いて
それで体の上から下まで摩った後、九字を切りその半紙を燃やし
川や近くに川がなければ流しでもいいので
水に流すというものだったと思います)

さっそく家に帰って先生に教わった通り九字を切り
あとは燃やして流しに捨てるだけになったのですが
その半紙がなかなか燃えない(汗)
私の家族は誰も煙草を吸わないのでライターがなく
仕方なしにマッチで燃やそうと思ってたのですが
マッチの火が半紙に燃え移らずに黒くこがすだけなのです。
何度も何度もマッチを擦って半紙に近づける・・・
その繰り返しで未使用のマッチ箱の中身が残り数本に
なったところで、ようやく半紙全体が煤になりました。
(結局、その半紙は燃えあがる事はなかったんですけどね)

ちょっと半泣き状態になりながらも流しに捨てた記憶があります。

半紙が燃えなかったのは私についていた生き霊の執念ではなく
半紙自体が少々湿気ていただけと思いたいです。

後日談とかは殆どないんですが、その日を境に元彼から
脅迫まがいの連絡は来ませんでした。
生き霊を返されると本人に悪い事ばかり起こると何かで聞いたことがありますが
今、元彼が幸せであってくれてればいいなって思うばかりです。


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