[バルース]

小慣れたオカ板のみんなにとっちゃ怖くもなんとも無いかもしれんがあそこまで心臓波打ったのは初めてだったんで。

葬儀の準備で、家にご遺体が運ばれて来て、みんなアワアワしながら準備してたんだ。
私はどうしたら良いかわからないからオロオロしてたら、叔母が無くなったから二階にあるティッシュを持ってこいと言って持って来たんだ。んで、いざ一階へ持ち帰ろうとしたその時。
階段の下に何かが居る。
何だろうと目を凝らしたら明らかにこの世の人じゃない女の子が。
髪はセミロングで梳いてて割と今風?だったと思う。
(多分14、5歳くらいじゃなかったかなぁ)
それまでならまだ良いんだが、何より恐ろしかったのが、顔が……………グッチャグチャorz
んで壁に体半分埋めた状態で私の事を見ている……orz

もう私にとっては怖いなんてもんじゃなかった。初めてハッキリ見てしまったものだから、声すら出ない。
下に行くにはまさに女の子が佇んでる狭い階段を降りなくちゃいけない。
でもここで止まったら下でティッシュを待つ親族達が困るに違いない。

今思えばあそこで叫ぶだけの勇気と機転があれば良かったんだが、私は体も頭も混乱していた。

「ば…バルース!!」(ネタじゃなく


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