[戻ってきた]

狐につままれたような話

1月26日に近所の資産家のおじいさんが亡くなりました。
1月21日に病院のベッドで「家に帰りたい」としきりに言っていたそうです。
お葬式のあと、近所の人や車のディーラーさんなど、聞いただけでも計5人もの人たちが、
「1・24の大体午後3時頃、そのおじいさんが病院から帰って来ていたのを見た」
と言い出しました。
でも、1・24は親戚一同が集まり、危篤状態で、おじいさんの家の人は、
「絶対に病院から帰れる状態ではない。絶対にありえない」
と言っています。
見た人たちは、その姿を確認しており、しかもまっ昼間です。
チョッキを着ていたという服装もいっしょです。
庭をぼーっと見ていた。
玄関の前に立っていた(これを見た人は二人)。
道で挨拶をしたらなんか言われたが言葉まで覚えてない。
スーパーの前を歩いていたが確かにあれは本人だった。
何しろ5人の言うことですから、錯覚とは思えませんが、夜中でもないし、
みな一様に「狐につままれたようだ」「魂が戻ってきたのだろう」と話している状態です。


次の話

Part178menu
top