[花一匁の話]

「花一匁のはなし」

オカルト好きのAさんは新しい「うわさ」を入手したということで、
仲良しのBさん、と同じクラスのCさんを連れてうわさの廃校に行きました。

三人が横一列に並ぶと手をつなぎ、ゆっくりと歌い始めます

・・・・・・・ ・・・・・・・ まけてくやしい はないちもんめ
・・・・・・・ あのこじゃわからん ・・・・・・・ このこじゃわからん
・・・・・・・ そうしよう 

「きーまった」

「Cちゃんがほしい」「えっ」

歌い終わった直後に頭の中に響く声。
一瞬状況が理解できなかったのか、硬直していました。
へらへら笑っていたAさんが真っ青になり、あたりを見回しています。

「ぎゃあああぁあああああああasasdfgujiokplghjkl・・・・・・
切り裂くようなCさんの叫び声で我に帰り、Cを連れてころがるように逃げ帰りました。


それからのCさんは、放課後、廃校に行って、はないちもんめを夕方になるまで「一人」で遊んでいます。
まあ・・・しかたないですよね、遊びってルールがあるんですから。文句、ないですよね。。。。


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