400 名前:淳二 投稿日:02/08/22 17:23
「稲川淳二の超怖い話」ってビディオの3巻から、怖いと思ったので。
結構うろ覚えです。。
ある所にA君とB君とC君がいました。
3人は仲が良く大学(高校だったかな?)の卒業旅行で海に行くことにしま
した。C君の家が別荘を持っていたのでそこに泊まることに。。
最初は海でナンパしようとかそんな事を話してたけど、行ってみれば3人で
たわいもない話をしたり、はしゃいだりしてるのが楽しくてあっという間に
帰る前日。
その夜も3人話してたところ、1本の電話がなりました。
C君は「実は昼間1人の時女の子と知り合って、ここの電話番号教えたんだ
よ〜。だから俺かな♪」と言ったので、他の2人は「抜け駆けかー、ずりぃ
〜」等と言ってA君をからかいました。

401 名前:400続き 投稿日:02/08/22 17:33
A君はワクワクしながら電話に出て、「もしもし〜、昼間の子?」と
言うと、受話器からは「あなたキュルキュルキュルキュル・・、でしょ?」の声。
A君は昼間の子と違ってがっかりしながらも、「誰ですか?」と言う
と、受話器からは変わらず「あなたキュルキュルキュルキュル・・、でしょ?あな
たキュルキュルキュルキュル・・、でしょ?」の一点張り。
A君は気味悪くなって電話を切り、2人がどうしたんだ?と聞くと「
何かずっと、あなたキュルキュルキュルキュル・・、でしょ?あなたキュルキュルキュルキュル
・・、でしょ?って言ってんだよ。テープ早送りするみたいにさ。気
持ちわり〜」と言ったけど結局いたずら電話と思い気にしませんでし
た。
帰る当日、C君はこれから家族が泊まりに来ると言う連絡を受け1人
別荘に残ることにしました。
他の二人は普通に帰ったけど、夜電話が。。
C君が死んだと言う知らせでした・・・。

403 名前:401続き 投稿日:02/08/22 17:43
その後、C君の死を知った2人は悲しみながらも月日は流れてC君の
ことは忘れていました。
1年が過ぎて、A君のもとにあの時旅行に行ったB君から電話があり
ました。
「お〜、Bか、久しぶり〜。」とA君は言ったけどB君は気分がすぐ
れない様子。どうしたんだよ、とA君が聞くと、「お前さ、海行った
の覚えてるだろ?」「あー、Cは気の毒だったけど楽しかったよな。
。。」「あの時電話あったの覚えてるか?」「Cが取ったやつか、そ
ういえばあったな」「あれさ、昨日、俺のとこに来たんだよ・・・。
俺・・・死ぬのかな?あの電話取った後C死んだだろ!?」「・・・
偶然だって!疲れてんだよ!そうだ、久しぶりに話したんだし今から
会わないか?」「そうだな、会おう。。」そんなこんなで時間と場所
を決めて2人は会うことにしました。



411 名前:403続き 投稿日:02/08/22 18:16
A君は先に着き、B君の事が気になりながらも待ち合わせ場所で待っ
ていました。しかし、時間が経っても一向にB君は来ない。
しばらくすると電話が・・・B君の交通事故で死んだという知らせで
した。。
A君はやっぱりあの電話が、と思い、それ以降電話がかかって来ても
留守電を通すなどおして、直接出ることは絶対にしなくなりました。
月日が経つとやがてB君の出来事も忘れ、A君には彼女ができました

楽しい時は早いもので、彼女と旅行に行くことになりました。A君か
ら電話して計画を話していました。
話が終わって電話を切り、楽しい気分でいると1本の電話が。。。
A君は彼女からだと思いあの出来事を忘れて「何か言い忘れたことで
もあんのかな♪」と思って電話を取ると・・・「あなた・・キュルキュルキュ
ルキュル・・、でしょ?」の声。。。A君は、しまった!と思うがもう遅
い・・・。受話器からは延々と「あなた・・キュルキュルキュルキュル・・、でし
ょ?あなた・・キュルキュルキュルキュル・・、でしょ?あなた・・キュルキュルキュルキュル
・・、でしょ?」
A君は怖いけど切ったら駄目だ!と思って必死に聞き続ける。。真夜
中、睡魔と戦いながらとうとう朝に。A君が電話の声を聞き続けてい
るとその内声がゆっくりになってきた。
「あなた・・キュルキュルキュルキュル・・、でしょ?あなたキュルキュルキュル
、でしょ?あなたキユルキユルキユルでしょ?」
そして、だんだんテープの早送りの様に聞こえてた声がはっきりと
「あなた、死にたいんでしょ?」
A君は聞いたとたん「死にたくない!死にたくない!」と叫ぶと電話
がプッと切れた。
その後A君は元気に暮らしているようです。。
おしまい。
俺はかなりきました。