[厄]
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それから二日後(8/14)、私は小学校のころ埋めたタイムカプセルを開けるため
友達と待ち合わせをし、小学校に向かう途中でした。
意気揚々と自転車をこいで曲がり角を曲がった瞬間、赤い車が!
…その後の記憶はとてもあいまいで、聞いた話によると
私は車にはねられ、七メートルほど飛ばされたあとアスファルトに激突し、
後頭部から血を流しながら痙攣していたそうです。
その後、近くの家の人に介抱され家の住所を自分で告げたあと病院へと運ばれました。

結局、頭を八針縫う大怪我をしてしまいました。
病院から帰ってきたあと、タイムカプセルを開けた友人から
未来の自分宛の手紙を渡されました。
そこには、「もう死んでいるかもしれないね、事故か何かで」と
書かれていたのです。
当時小学二年生、まさかこんな内容がかかれていようとは。

一家全員が事故、または自殺(未遂)をした事で不審に思った祖父が調べてみると、
犬小屋の場所が仏壇の部屋の隅、さらに南西の方向にあったのです。
風水師によると、仏壇で張られていた裏鬼門の結界を犬(畜生)が壊し、
そこから不運が舞いこんでいるそうです。
そこであわてて犬小屋を移し、仏壇の部屋をきれいにしました。
それから事故は一切ありませんでしたが、
ちょうど買われてから一年後ぐらいの日に犬は突然死んでしまいました。
厄をすべて持って逝ってくれたのでしょうか。
そんな気がしてなりません。
稚拙な文で失礼しました。

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