[坪野鉱泉]
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色々あったがとりあえず目的地である
「坪野鉱泉」に到着した
今までも廃墟はいくつか行ったけど
本当に「気持ち悪い」と思った
まず入り口から中に入ったが
奥は真っ暗で何も見えない
とりあえずそこで一枚写真を撮った
フラッシが光った瞬間
鳥の鳴き声の様なモノが聞こえた様な気がして
「変な音せんかったか?」
とF川に聞くと
「おお、キュゥウって聞こえた」と怯えながら言う
奥へ歩いていくと、奇妙な落書きが多く
そっちも恐かったが
なにより恐怖だったのが、F川には聞こえてなかったのか気にしてなかったが
俺は常に「ボー・・・・ボー」と汽笛の様な音が
かすかに聞こえていたのがわかった
そして俺達はかの有名なプール跡地についた
そこで俺達は最大の恐怖を味わうことになった!
坪野鉱泉にはいくつか掟があるらしいが
1-自分の車は使わない
2-ドアを開く時に注意
3-1人になってはいけない
4-名前を言ってはいけない
等がある
その中でも特に4番だけは守らなければならない
と言うことを俺はこの体験を得て言いたい
では本題にもどります
プールについた俺達は
周りを回ってみることにした
変に暖かい風に警戒して
何もおこらないことを確認し
プールの入り口まで戻った
少し恐怖に慣れた俺は、調子に乗り
あろうことかワザと掟をやぶってF川の名を呼んだ
「帰るか!F川」少し大きめの声でその言葉を言い終わった瞬間!
後ろの暗闇の方で無理やり鼻をすすったような音で
「ジュル!ジュルジュル!ジュル!」という音がした
その音で固まってしまった俺達が立ちすくんでいると
暗闇から俺達の前を白い大きなモノがスーっと
通り過ぎていった(これは間違いなく見た!)
固まりが解けた俺達は早歩きで
ワザと別の話題を話しながら帰った
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