[メッセージ]

昨日の話です

昼間テレビでいいともを見ながらこたつでうたた寝していました。
ふといいとものコーナーが終わったのか何かの拍子で目がさめましたが、
まだ目は閉じたままでした。その瞬間に目が覚めたのは人の気配がしたからだと悟りました。
人の気配は妙にリアルで、息の感じや服のこすれあう音みたいな、言葉で表現できないのですが、
気配というよりは実体のようなものです。
とっさに泥棒か何かかと思ってしまい、怖くて目が開けませんでした。
でももし泥棒なら私のことには気づいているはずだし、どうしていつまでもそこにいるのだろうか不思議でした。
ちょうど人の気配は私とこたつを挟んで向かいに座っていて、何かを書いています。
布の上を何かをこするような音です。何かを必死に書きなぐっているようでした。
この辺で違和感を覚え、幽霊なのだと思いました。
怖くて目が開けられずにずっとそのまま目を閉じてました。いいともの内容もはっきり覚えています。
ふと気配がなくなりました。目を恐る恐るあけると誰もいませんでした。
次同じことがおこったら、目を開けてもいいのでしょうか。


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