[物音]

そんなに怖いって程でもないけど
自分的に洒落にならなかった話

もう何年も前の話
夜中女友達といつもの長電話してた。
女同士らしいたわいのない話
実家に久しぶりに帰ってきていたあたしはそのぶんハイになってしゃべりまくってた。
そうしたら何か違和感

不思議になって友人に
「ちょっとまって」
と、静かにしてみると

ぎし ぎし ぎっ とんとんとん トントントン ぎし ぎし

一定の足音。
最社は妹かと思って友人に
「ごめん」って
また話し始めたけどいつまで経っても音が止まない 

良く聞いてると
自分の部屋の前。 トイレ 自分の部屋の前 階段を下りる 階段を上る

これをもう30分も繰り返してる

気付いて友人に半泣きで寝るまでしゃべってくれと。
もちろん半信半疑にもつき合ってくれました

未だに怖いのは開けたら何がいたのか
いや。妹でも怖いしそんなの

それより怖かったのはもし部屋の前に止まったらどうしようかと。

またこばなしあるんで
機会があったらまたあってださい


次の話

Part157-2menu
top