[夢の溝]

園児か小1くらいのときに夢の溝にはまったことがある。
変な表現だがそういうしかない。
真っ暗な穴蔵のような場所で、そこには俺ともう一人変な人が二人だけがいた。
その人は真っ白な着物を着て顔にはいわゆる女性の能面のようなものを被ってる。
んでただこっちの方をじっと見てるだけでただの一言もしゃべらない。
この夢を4日間ほどぶっ続けで見た。
5日目に穴蔵の中にでっかいカラスみたいな鳥が飛び込んできた。
俺がそいつの足を掴むと穴蔵の外まで運び出してくれた。
俺が運び上げられる時も能面の人は一言も発せずただ俺を見つめてた。
そん時以来あの夢は見てない。今でもときどき思い出すけど不思議な体験だ。


次の話

Part157-1menu
top