[イライラ]

ここらで俺の実話。
あれは俺がまだ高校生だったころの話。
高校1年のときの確か今と同じ冬だった。
彼女と毎日のようにイチャイチャしてて友達につきあいわりぃよって言われて、
その日はたまたま俺含めて3人の男で遊ぶ事になった。
野郎がやることっていったら決まってて
俺たちは商店街のゲーセンでたむろってた。
んで、俺たちは学校であの頃はしゃしゃってたから(ww
タバコとか吸ってたわけ。
で、俺はあの時本当に異常なほどに吸いたくて吸いたくてたまらなくて、
友達に「ちょっと一服してくるわ」って告げて場所を探した。
その辺は当時警察が凄く行き来してたのを覚えてる。
それで裏に出たところに暗くてちょうどよさそうな所があったので吸うことにした。
そこには標識みたいなのがあって(プレート)
『たばこを吸うな!』
と丁寧に絵付きで書いてあった。
んなことしるかよって思ってタバコをポケットから出そうとしたら
ポロッと落としたわけ。
んで、拾って箱からタバコ出そうとしたらまたポロッと。
「なんなんだよ」と異常に吸いたかったのでイラつきながらまた拾う。
でも落とすというか明らかにタバコを手から引き抜かれる感じ。
気味が悪かったけど吸いたかったので3回くらい続けた。

でも流石に頭にきて
「オイ!ふざけんなよ!俺はさっさとすいてんだよ!」
と、バカみたいに一人しかいないところで叫んだ。
そしたら突然タバコが落ちなく(引かれなく)なった。
それで吸おうと思って中を見たら、
タバコの中身が全部逆になってるわけ!
詳しく言うと口につける側が底の方を向いてるわけ!!
これには流石に気味が悪くてしょうがなかったんだけど、
誰かの悪戯だろと思って、吸うことに。
で、タバコに火をつけようと思ったら
「つけたらあかんよ。つけたら何が見えるか知らんよ。」
ってでかい声が聞こえた。
びっくりして周りを見たけど誰もいない。
けど早く吸いたくて煙草に火をつけようと思って、ライターをカチッと鳴らした。
するとそこで見たのは
白いムンクの叫びみたいなやつがブワッと俺の前に飛び込んできて
消えたと思ったらそこらの壁中に血の手形があった。
それに真剣にビビってすぐにツレのところに戻って事情を言ったが、
いつもの俺の冗談としてしか思ってもらえずその場所には言ってくれなかった。
そして11時くらいにカラオケに入って次の日は休みだったのでオールすることにした。
まぁ友達といっしょなら安心かなって思って最初は得意のラルクとか歌ってたんだけど。
だんだんカラオケの調子がおかしくなってきて、誰も何もしてないのに
勝手にやり直しとか演奏中止とかになるわけ。
で、いきなりツレ二人が「お前がやったんだろ〜!」とキレだした。
何かいつもと雰囲気が違うんですよ。なんだろう。
二人ともいつも仲良くて喧嘩しないし、絶対に怒ったりしなかったのにね。
本当にビックリした。
一人が怒って勝手に帰りだして、俺ともう一人も解散するかってなって、
帰りになんで怒ったか詳しく聞いたら
「なんかスゲーイライラしたんだよ。けどお前の方見るとなんかしらねぇけどもっとイライラした。

続く