[ボクモノセテ]
女友達が、地元でも有名な心霊スポットに姉と行ったときの話。
季節は夏で、蒸し暑かったのでエアコンを入れて走ってたらしい。
んで、深夜にスポットにつき、キャアキャア言いながらも
遊び半分で楽しんでいたらしいのだが、
いきなりエアコンが切れ、温風が車内に吹き始め、
「あれ?何で温風になってるの?」といいながら、
冷房の所にツマミを入れても直らない。
仕方が無いので、窓を空けて風を入れようとした。
窓を半分くらい開けたとき、
「ボクモノセテェ・・・」
と、顔がパンパンに腫れ上がった少年が、窓から首をヌッと入れてきた。
驚いて車を急発進させたが、その時、窓枠に何かが当たった鈍い音がしたらしい。
でも、バックミラーを見ても誰もいなかった
次の話
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