[エロ画像]

創作を投下し続けてきた俺が、ひとつだけ本当に経験した怖い話を。
正直、これだけは怖くて思い出すのも嫌で、ずっと書けなかった。
時間が経って自分の中で怖さが薄らいできたので投下します。
まあ、読む人には今までの創作のほうが怖いかもしれないけど。



俺は大学生の頃、ネットでエロ画像を収集して保存しまくっていた。
ある時、当時(5年ほど前)としても珍しい、パソコンネットも
全然していないという、友達が部屋に遊びに来た。
俺はそいつに、「見てみ。パソコンがあればこんな画像タダで見放題やで。」と
CD-ROMに保存していたエロ画像を見せた。
「おお!すげえ!!俺もパソコンしてえ!!」という反応を期待していたのだが
そいつの反応は思いのほか淡白。それどころか、「これもう見るなよ。
フロッピー(フロッピーじゃねえよ!)も捨てろや。」と。ハァ???となる俺。

すまんキーボードに茶こぼした。続き。

ネットとか詳しくない奴だから、こんなん見てたら警察に捕まるとでも
思ってんのかな?と思った。それにしても良識ぶりやがって、と少々
ムカついたものの?「なんで〜?せっかく集めたのに(笑)」と俺。
すると、「この中の何人かはもう死んどる。しかもロクな死に方しとらん。
こんなんで抜いとると、抜いて気が抜けた瞬間祟られるで。」とそいつ。

・・・ハァ??
怖い、というのは全然無くて、こいつ頭おかしいわ、と正直思った。で、
反射的に「アホちゃうか??何言うとんねん。わけわからん。」と俺。
そしたら、そいつが俺の頭を軽く抑えてパソコンの画面(エロ画像出てる)
に向けて、「見てみ」と。

マジ怖かった。
画面を見た瞬間、開いてたフェラ画像の女が一瞬で腐った。
そして崩れながらこっち見た。
一瞬声も出ず、しばし沈黙の後「キョオ!!」とようやく謎の奇声を
発して後ずさりする俺。いつの間にか画面は元のフェラ画像に
戻っていたが、俺はパッとパソの電源を切った。

汗びっしょりになって「何今の?」と友達に聞く俺。
「何でもええが。とにかく捨てとけよ。」とそいつ。
何度も説明してくれるよう頼んだが、結局「うるさい。教えん」の
一点張りで最後まで何も教えてはくれなかった。

その後とりあえず、ちょうどパソコン買い換えようと思ってた
時期でもあったしパソコンも換え、CDも捨てた。
あれが何だったのかは結局分からんかったが、だいぶ経ってから
その友達が古くからある神社の家の子であることが分かった。

とりあえずそれ以降ネットでエロ画像は見てません。
霊とか霊能者というものを多少信じるようになった。


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