[旅行好きの霊]

流れ無視で申し訳ないんだけどさ

今日の昼間に買い物いってきたのよ
そん時に数年前にバイトしてたコンビニで、一緒に夜勤してた子とばったり会ったのね
んで、久しぶりだからってんで色々と昔話やら、俺がバイトやめてかのコンビニの事とか
****ってバイトの子は****と出来てたとか、そんな話で盛り上がってた訳よ

んで、そこで思い出したんだけど
俺とその子と更にもう一人今は連絡とって無いけど3人で夜勤してた時に起こった出来事の話をしないのよ

だからさり気なくその話題を振ったら、彼女の表情がみるみる暗くなって、「あー地雷踏んだ。絶対踏んだ」って後悔してたらさ
真剣な顔で「この子(彼女が連れてる子供)がね、部屋のベットで誰かが寝てるとか、今****(さっき言った夜勤3人組の最後の一人)が来てるよ」とか言い出すの」
とか、話し始める訳

ちなみに俺達が夜勤してた時に経験したってのは以下の話

深夜2時半頃の話で
その頃はセンター便が12時半、雑誌が1時半、冷凍便が3時半、次のセンター便が7時って流れでさ
ちょうどそのぐらいの時って、店内の掃除とか雑談とかでぶっちゃけ暇なのよ
俺以外の二人はカウンター奥の事務所で雑誌見ながら話し込んでて、俺は飲み物欲しかったから
ペットボトルを自分でレジ打って金支払ってた訳よ

そしたらそのコンビニ系列特有のチャイムが鳴ってさ、客が入ってきたのさ
一応「いらっしゃいませー、こんばんはー」って声かけるんだけど、コンビニの店員に挨拶し返す人なんてほぼいないじゃん?
一直線にウォークイン目指すその人の事を気にしながらも、今買ったペットボトルにシールを貼って
とりあえずその客がレジに来るのを待ってた訳よ

レジに缶ビールを一本持ってきて、会計を済ませてる最中に話しかけられるんだけど
自転車で日本を回っている・愛知県は優しい人が多いだのと、色々話し始める訳よ
しかもカウンターの前で缶ビール飲み始めるしww

暫く会話してるんだけど、耳鳴りが止まらないのよ
この客がレジの前に立った時から鳴ってたんだけど、俺耳鳴りってしょっちゅうだったから
特に気にもしてなかったのよ
でもこの時の耳鳴りは、いつもの「キーン」って音と、水中に深く潜った時みたいなパキパキとか
そんなノイズも混ざっててさ、変だなーって思ってた

そん時に奥の事務所から雑誌片手に「何やってるのー?。まさか横領かー」みたいな事を言いながら
S(>>820)で久々に会った子)が出てくるんだけど、勤務態度は真面目でお客がいる時にそんな事をする子じゃなかったんだけど
おいおいみたいな感じでSの方を見ると凄い表情が固まってるのね
でもまぁお客の方は気にもしてないみてないだから、相変わらずお客の相手してた訳よ

だけど一向に耳鳴りは止まらないし、Sは事務所に引っ込むし
もういい加減にしてくれぇorzって感じだったのよ、ちょうどサンデー読んでた途中だったしww

んで、お客の顔を見ながら適当に話を聞いてたんだけど、なんか違和感があるのよ

目がないとか、そういったのじゃなくて、「何一つ間違ってないけれどこれは変」って感じ?
そんな事を考えてたら、事務所の方のマジックミラーで二人がごそごそしてるのがわかるのよ

お客が「暇があったら、貴方も旅行してみるといいですよー」とか声かけてきた時かなぁ
事務所のドアがバンッって開いて、同じ夜勤のもう一方の男が
「すぐに離れろ!こっち!」
って叫んで呼ぶのよ
その時の心境は「この馬鹿助、お客いるのに何遊んでんだ」って感じだったけど
そうやって叫んだ理由が次の瞬間に理解できた

耳鳴りの音がすっごく大きくなってさ
思わず耳を塞ぎそうになるくらいすごいの
パキパキパキパキとか、ゴゴゴゴゴゴゴゴとか
そしたら今まで笑顔で色んな話をしてたお客が全くの無表情で
俺の事じぃーって見つめてるの。

あれ? なんか肌の色が急に悪くなってませんか?とか
おや、なんか変な臭いがしてますけどお風呂はいってますか?とか

もうね、怖いんだけど妙に日常的な疑問を持った事をすごく覚えてるww
んで、次の瞬間に店中の電気が消えてSの大絶叫。

とりあえず3人とも店の外に逃げ出してオーナーと連絡を取って4人で店に戻ったのよ
オーナーは店まで40分ぐらいかかるから、その間怖がるSの肩を抱く奴が憎かったのも覚えてるww

店内は真っ暗
カウンターの前には缶ビールが少し残った状態で置いてあって
オーナーが怖い顔して俺を見るwwちょww俺違うwwうぇうぇっうぇwっうぇ

続く