[墓石]
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私と従兄弟:「帰るの?」
伯父さん:「お前らは今から私と一緒にお払いを受けるんだよ」
茶菓子吹いた
どうやらさっきの墓石?らしきものは結構たちの悪いものらしい
まあ、覚悟はしていたけど。で、ここから最悪な事なんだが、お払いし
てくれる人が雨で街から戻ってこれないからまた明日ということになって
軽くひらひらの紙がついたもので軽く頭をパシパシたたかれるくらいだった。
そして、その夜、蒸し暑い中客間に布団を敷いて寝ている時でした。
クーラー付けないで網戸にして風を入れて寝ている中、蚊も耳元を飛び続け
たせいで
妙に眠れなくて横になって今日あった事を少し思い出していると、
耳に当たる風が妙に生暖かくなってきた、
しかも一定の間隔で・・・・
私:「これは風じゃない、人の吐息だ・・・・・・」
耳元の蚊のウザイ羽音も、人のつぶやき声に変わっていた。
私の後ろの何か:「よくもボソボソボソボソボソな」
とうの私はいわゆる金縛りでうごけない、でもどんな奴なのかわかる機会は
すぐにやってきた、自分の顔を覗き込むように後ろから密着してきたのだ。
ボロボロの女で顔は、目と目の間、本来鼻のある部分を含むおでこから
上唇の所までえぐられたような縦型の穴が開いていたのだ。
私:「うっわああああああ」
ああ、そうだ、あの墓石?見たいな奴そのままじゃないか,寝ながらに
して悲鳴まであげた自分を伯父さんが起こしてくれました。
伯父さん:「やっぱりいけなかったか」
次の日の夕方、寺のお払いできる人が戻ってきたので、一通りの事情を話て
お払いを受ける事に・・・・何故か私だけ。
目の前でお坊さんが御札を書き出したお坊さん、判子のようなもの
を押した、それを手でコネルようにボソボソなにか呟きながら小さい団子
にしてしまった。
カプセル薬より一回り大き目のものだ、そして、自分はどうやら酒らし
きもので満たされた杯をもたされて・・・
和尚「これをそれで飲みなさい」
私「ハイッ!?」
和尚「はやくッ」
しぶしぶそれを酒で飲み干すと、従兄弟の家に帰された。
その後、伯父さんや従兄弟も仕事があったのでろくに話も出来ず、
その後休みが終わったので、アパートに帰りました。
今も何事もなかったように過ごしていますが、疑問がいくつかあります。
墓石?が落ちてきているかどうか確認するなら伯父さんだけで良かった
はずなのに、何故自分や従兄弟まで連れて行かれたのか。
どうして、自分だけお払い受ける事になったのか・・・
お払いを受けた後、従兄弟が妙によそよそしくなったのが気になります。
来年は行こうかどうか考えています。