[連れて行くよ]

母に聞いた話。

俺のじーさんは俺が2歳の時に亡くなった。
その後しばらくして、俺は麻疹になった。
脳炎寸前まで悪化して、お袋も親父も大変だったらしいが、そんな
ある晩、お袋が俺と一緒に寝ていると、何故かじーさんが枕元に立った。
「A(俺の事ね)は私に懐いているし、連れて行くよ」
と、俺を連れて行こうとするじーさん。お袋、必死で止めたらしい。
ちなみに俺は霊感皆無ですがお袋は見える人。

その翌日には俺の熱も引いたそうですが、あれで連れて行かれてたら
どーなってたんでしょうかね。

今じゃ洒落にしかならない小ネタで失礼しました。

 [岩穴]

ども、怪奇現象とかでは無いんですけど
子供の頃体験した忘れられない話をします

俺、沖縄県の離島出身なんですが、
小さい島&ド田舎(フレッツISDNが去年始まったぐらい)で
ゲーム機なんて持ってるヤツはろくにいなかった事もあって
子供の頃は友達と連れだってその辺の畑で鬼ごっこしたり
魚市場いって魚の心臓とか目玉とかもらって食ってたりしてました

その魚市場の近くにひいじーさんが工場長してた魚工場があって
夏休みに島に遊びに来た親戚2〜3人と魚工場に遊びにいったんです
その時、ちょうど島の一週道路を観光用に幅を広くする工事をしていて
工場と道路を挟んで反対側の岩場(っていうか道路を造った後の崖の名残)に
穴が空いてるのを見つけて、ちょっと入ってみようって事になったんですが
工場から借りてきた懐中電灯をつけると、足下に何か転がってたんです
で、しゃがんで手にとって見てみると、人骨!横には頭蓋骨まで・・・

次の瞬間には大声で騒ぎながら工場に駆け込んでました
その後すぐに工事作業員と警官が一緒にやってきて、その穴を調べてました
結局、古い墓の後が工事で出て来ちゃったんだろう、という事でしたが
2週間程度、夢でうなされる羽目になりました
薄いオレンジのライトで照らされた頭蓋骨は今でも脳裏に焼き付いてます

ちなみに
伊○部島の○一工場の十字路を挟んで対角線、現在木工所になっている所です
分かる人いねぇだろうな・・・


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