[女と父の関係は]

が、問題はそのゴミ置場
俺が小学生の頃に住んでたマンションのゴミ置場だった
その時は住んでたマンションの写真がある事より
ゴミ袋に挟まれた女性の顔の方が衝撃で気にもしてなかったが、今思うとかなり不気味
何とも言えない不安を覚え、母親か姉を起こして見て貰おうと思った
が、何故か座ってる椅子から離れたくない、パソコンのモニタから目を離したくない
という気持ちがあった
自分でも理解は出来ない、冒険、好奇心があったのか・・・身体もいうことを聞かなかった
女性の顔は相変わらず不気味に微動だにしない、画像だから当然だが何故かその画像からは生気を感じた

この時の俺は冷静さを取り戻し画像の詳細を覚えた
018と床のコンクリートに書かれた文字が見える
確かに以前住んでた時に俺の親父が車を駐車していた所だった
それを理解した瞬間身体が一気に震えた
モニタ越しに映る俺の顔が全てを物語っていた
俺の完全記録型デジカメ(読み込み不可)に、俺が以前住んでたマンションの画像が
心霊写真と入っていたんだから俺か俺の家族に関わりのある写真だと確信づいたからだ
すると突然、今度はこの画像をこれ以上見たくない、パソコンから離れたいと急に思い出したい
強制的に電源を切って逃げる様にベットに入った
それと同時に次はこの部屋から離れたいと思い始めた
上手く表現出来ないが「この部屋にいたら危険だ」という考えが一気に生まれた

巨大な写真の女性の顔にベット上で圧迫される想像をずっとしていた
しかしもう一方で、ここから逃げずに写真の女性に謝って和解をしないといけない
という考えが身体を支配して、俺はベットから離れられなかった
身体を支配する本能が謝罪を、和解をしろというのだから
やはり俺は過去に写真の女性に何かしたのだろう・・・と思っといた
俺はベットに転がり必死に寝ようとした

その時にいきなりビデオデッキからガチャっという機械音がした

この話はおとついの深夜
関西圏に住んでいてテレビで映画のキャスパーがやっていたんだ
久々に見る映画に懐かしく思い録画をしていたんだが、どうやら途中でテープが切れたらしい

俺は気にせずにベットで必死に眠ろうとしていた

寝たのが判った
普段は、っていうより人間は寝る瞬間等意識が朦朧とし過ぎて、寝たなんて判るはずがない
が、俺は何故か判った、今いるのは夢の世界だって事も
見渡すと真っ暗な自分の部屋でベットに転がっている
これはついさっきまでの俺だ
現実から夢に継続されている、さらに今が夢だと判っているから何とも複雑で不思議な感じだった

俺は起き上がり部屋を出た
部屋の外の部屋はLDKで、調度DKが当たる所だった
部屋を出た瞬間に写真の女性の顔だけがテーブルに乗っかっていたのがすぐに目についた
もう死ぬかと思ったし、凄く震えていた
「すみません」「僕はあなたに何かをしましたか?」みたいな質問をしていた
女性の首は人形みたいに全く動かない
「○○(母の名前)の知り合いですか?」・・・無反応
「○○○(父の名前)の知り合いですか?」・・・無反応
無反応のはずなんだがその瞬間に殺されると感じた
もう亡くなった父が何かをしてしまった人なんだと確信した

女性の顔は変わらないが異様な殺気と絶望感を感じていた
「ごめんなさい、僕は○○○○(俺の名前)です」
「○○○(父の名前)ではありません。ごめんなさい」と謝りながら部屋に戻った
その後は再びベットに入り眠ろうと転がった
横向きになって部屋を見渡せる形にした
・・・勉強机の上に女性の顔が乗っていた
そしてさっきの無表情とは逆に、しっかりと笑っていた(泣いていた様にも見えた)
口を大きく開け、白い歯が肌の黒さにギャップしてて凄く気持ち悪かった
もう死ぬ、父のせいで俺が死ぬ・・・と俺は父を怨みながら彼女と目を合わせていた
そこから先は全く覚えておらず朝の8時ぐらいに目が覚めた
汗もかいていないし、妙に落ち着いていた

早速昨日の真相を確かめるべくパソコンの電源を入れた
が、画像の記録がない
デジカメ本体にも入っていない

悪い夢でも見ていたのか・・・と思い込み、
あまりにも気味の悪かった体験を夢だった事にしようとした
しかし夢ではなかった
昨日ベットでビデオのテープが切れた音がしたって言っただろ?
その時にビデオデッキに目が行ったんだ
記録数字が2:12:10だった事を確かに見て記憶していた
これは夢を見る前の話だ
ビデオデッキに目をやると確かに2:12:10と記録されていた
俺が心霊写真を見ていた時は確かに夢ではなく現実だったという事が明らかになった

長く書いてしまったが話はこれまでです
一枚目のサッカーで遊ぶ少年の画像
親父と関係があったと思われる女性の画像

まだ全く解決していない・・・

そして夢じゃなく現実の世界で、部屋の外に出ていたらどうなっていたのか・・・
今でも気味が悪い

文才がなく上手く書けなかったが、ネタでも創り話でもない事だけはわかって貰いたい


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