[狐つきのタクシー]

ある日、私が学校へ行く途中のこと。
ある交差点で突然、
知らないおばあさんが私の腕をつかみ
必死で交差点に私を入れないようにするのです。
「なにすんの?ばあちゃん…」
と突っ込みを入れようとしたそのとき、
すごい勢いでタクシーが目の前を通過していきました。
そのタクシーを呆然と見ていた私に、
おばあさんは、
「あのタクシーは、狐つきくさいね…」
といい、腕をはなしました。


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