[異彩を放つ人]

流れを無視して投下。
今日の夕方あった話。

今日は都内の猫通りを歩いていた。
休日だけあって、人通りも多め。
そんな中で一際異彩を放つ人物が前方からやってくる。
花柄のワンピースにピンクの網タイツ。
深く被った帽子。
分厚いレンズの眼鏡。
顔半分を覆うマスク。
遠目でも其処まではハッキリと認識できた。
だがおかしい。
通り過ぎる人々が皆振り返る。
俺はそいつから目を離せない。
そして通り過ぎる刹那。

奴と目が合った。
途端、全身に鳥肌&血の気が引いた。
眼鏡の奥の目。
その目に生気は無く、絵に描いた様だった。
例えるならば、パーティグッズの鼻メガネの目。
そんな目が瞬きもせず、こちらを見つめている。
ありえない。
眼鏡にはレンズも嵌ってるし、顔と眼鏡の間にもちゃんと隙間がある。
だがこちらを見つめる瞳は絵そのもの。

数時間経った今でもかなり((;゚Д゚)ガクガクブルブル


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