[義眼の老婆]

義眼の老婆の話
背の低い、140CMくらいのばぁさんが
私の前で躓いたの、そしてばぁさんの右目がポロリと落ちて
私の足元に転がってきた。右目は義眼だった。
ばぁさんの右目は空洞になってピンク色の内肉が見えた。
ばぁさんは私に足元の義眼を拾ってくれるように手を指し伸ばして
微笑んだ。
けど気味が悪いから拾わずにその場を逃げ出した。
すると道に飛び出した私はトラックに私は引かれそうになった。
見るとばぁさんの姿は消えていた。
私は、今でも時より思う。あの時、義眼を拾って上げてれば
幸福が訪れたのでは、と
これ実話です。


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