[悪口は程ほどに]
中学生のとき友達2人、私でお泊り会した。
私ら仲良しグループは、そんときの泊り会メンバーと泊り会に来れなかった子・ユカ(仮名)で構成されてた。ユカはおとなしくてうじうじした子だった。
それはおいといて、泊り会とかでさ、なんか女同士って話し込むと嫌いな奴の話になるじゃん。
そのなかで友達の1人が、『ユカって正直だるくない?』と愚痴をこぼしはじめた。
それにつられるようにさ、もう1人もユカの愚痴をこぼしだした。
私もそれを聞いてるうちにユカに対する変なイライラした感情がわいてきた。
それから私らはユカはだるい奴、きもい、つか何でいつもうちらとおるわけ?とかずっとユカの悪口を言っていた。
そんときだよ。私の携帯が鳴った。親から。
『ついさっきユカちゃんが…』
事故で死んだ
私が他の子に言うと、はじめは冗談だろって顔してたんやけど、私の泣き顔を見て信じた。
気分が悪くなった。つい先程のことを必死で心の中で謝った。
それから私らは泣き疲れていつのまにか寝た。
続く