[鳴り止まないノック]

去年の夏。

友達3人と俺と親父、合わせて5人で北海道へ行ったんだ
行きは贅沢にも寝台特急だったんだなこれが(*´・ω・)
そのとき体験したちょっと怖い話。

列車は上野を出て東北線をどんどん北上して行く
大宮、宇都宮、郡山・・・と、どんどん東京から離れていった
たしか盛岡出て八戸を通過した辺りか?そろそろ夜もいい時間になった訳だよおまいら
友達とトランプやゲームをして遊んでたんだが、そろそろ寝る事にした
で、話はここから
俺とダチ一人・ダチ二人・親父一人と個室だったんだよ
個室の電気を消してしばらくしたその時。
「コンコン・・・・コンッ・・コン」 扉をノックのする音が聞こえた
隣の部屋の奴らがふざけてるんだろ、とダチと話し合ってあまり気にしなかった
だけどそのノックの音が鳴り止まないわけだww

俺「うっるせーなー・・・」
友「ちょっと言ってくる」
俺「おk」
友「あ・・・J(仮)」
J「うるさいぞお前ら・・・なんでさっきからノックしてくんの?やめてくんね?」
友「え?そんなことしてないぞ?つかお前らもやってきてるじゃん・・・」
J「・・・俺そんなことしてねーよ」
友「・・やめろよ」
J「そっちこそな」
・・・何とか収拾したんだが
いつまでたってもノックが鳴り止まないんだよ
隣で寝てたダチがブチキレて個室のドアを勢いよく開けたんだ

友「っるせえ!いい加減・・・・・あっ」
俺「何?」
友「・・・寝よう」
俺「は?どうしたん?」
友「いいから、寝ようぜ」
俺「ん・・・・うん」
それからノックの音はしなくなったんだが、ダチの様子がおかしいんだよな

俺「・・・何かあったのかよ」
友「聞くな」
俺「なんで?そんなにやばい事でも・・・」
友「うるさい!聞くな!」
俺「・・・ごめん」

ここまで来たら何だ、あれの仕業だとしか考えられ・・・ツッコミはいらん
俺も気にしないで寝ようとしたんだが、どうも気になって2時前まで寝れなかった
で、朝になってまたダチと遊んだんだが、何食わぬ顔で普通に会話してたんだよな

俺「あのさ、友(仮)・・・」
友「ん?何ー?」
俺「昨日さ・・・・・やっぱいい」
友「何だよwww何でもいいから言えよwwwww」
俺「いや、いいって」
友「何照れてんの?友達だろwwwww」
俺「ああ、そうだけどさ・・・」
結局言い出せず終わらずじまいだったんだよなorz
列車は無事に札幌へ到着しましたよ、っと。でめたしでめたし。


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