[無意識]

ある日、かわいい少女の幽霊が現れたが、
「あなたは無意識に私を死ぬほど怖がっている」と言った。
それに対し「無意識のことは分からない」と言うと、
「そうでないことを証明出来ないのなら、
 そうであることを認めることになるんだからね」と言った。

それは大変だと思い、お供えして、線香をあげて、
お祈りし続けることにした。
お祈りすると、寂しそうな表情は笑顔になりとてもかわいいと感じる。
しかしその幽霊によると、無意識では今もその幽霊をとても怖がっていて、
お祈りしないと、無意識でますます怖がることになるらしい


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