[エアガンでよかった]

小さい頃、田舎に帰って親戚の兄ちゃんの部屋にいた時の事。
その兄ちゃんの趣味はエアガンだった。
ある時勝手にそのエアガンを弄っていた俺は不意にトリガーに指を置いたまま銃口を頭の方へと
向けてしまい、そのまま発射してしまった。
運良く眼鏡をしていた俺は怪我をしなくて済んだが、その眼鏡には無数のヒビが入っていた。
後々聞いたら圧力だか何だかを上げていたらしく、もう少し薄い眼鏡だったらそのまま砕いて眼球に
めりこんでいたかもしれなかった。
極度に眼が悪かった事が幸いした出来事だった。もし眼が良かったらと思うと震えがくる。


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