[真の闇]

霊だとかそういう恐怖系でなくてもいいようなので、自分の人生最恐の恐怖体験を投下します。
ただ、これは経験しないと恐怖が伝わらない、読んでいても全く怖くないかもしれないので、
気が向いたら僕と同じ恐怖を体験して頂きたいですwそうすればこれがいかに恐ろしい経験かわかるはず・・・

人間は5感のうち殆どを視覚に依存していますが、もしこれが聴覚と触覚以外、全部無くなったら・・・

僕が10歳くらいの時、友人と、自然と触れ合うアウトドア企画(自然学校)に参加しました。
3日間富士の朝霧高原でキャンプして、料理したり牛にエサをあげたり森の中を歩いたり・・・
そういう企画です。(もちろんスタッフと共に集団行動)

その中の一つに、洞窟探検、てのがあって、スタッフ数人と小学生40人くらいで洞窟の中を歩いていく
(歩くというより地下深くに潜っていく、が正しいかな?)企画なのでした。
中は観光用に整備されているわけではない洞窟の中はまったく非日常的な世界。
入って数分で現実味が無くなり、夢でもみているかのような奇妙な感覚に襲われます。

天井が腰くらいの高さになったり、水がスネの辺りまで溜まっている通路があったり、
突然上にポッカリ縦穴があったり、どんどん道幅が狭くなって
「これ行き止まりじゃねーの?」と思っていたら急に広い空間に出たり・・・

途中、比較的安全な長い通路に出たときに、スタッフが懐中電灯で60mくらい先つけてある印を示して
「あそこまで、皆さんだけで行ってもらいます。ただし、みなさんの懐中電灯はここで一旦没収ですw」
と言うのです・・・・

真っ暗な闇の中を40人くらいが1列になって、片手で前の人の肩を掴み、通路の「右側の壁」伝いに
もう片手で壁や天井の高さを調べながら進んでいくように支持しました。
「天井低くなってるから気をつけて〜」みたいに後ろの人に伝言しながら進まなければならないのです。
40程の懐中がスタッフに手渡され、1つ、また1つ消されていきます。
で、最後の灯りも消されてしまう・・・で、真の闇に包まれてしまうわけですw
スタッフ数人は壁の左側(距離は自分たちの列と4mも離れていなかったはず・・・)に待機。

続く