[生き返ったじいちゃん]

じいちゃんが死んだときの話。
朝に息を引き取って、夕方・・・なんとなく妹と二人、じいちゃんの死に顔を見てたんだ。
まあじいちゃんには二人ともかわいがってもらったからね・・・
それで、あたりが薄暗くなってくる頃・・・冬だったから5時前ぐらいかな?
じいちゃんの口の辺りがぽうっと光ってるの。
なんだ?と思って見てたら、なんか蒼い光の玉みたいなのが口から出てきた。
それはそのまま窓ガラスを通り抜けて出て行っちゃったんだけど・・・
あれが魂ってやつなんだろうなって、子供心に思ったり・・・妹にも見えてたみたい。
んで、問題はその後なんだ。
それを見た後、30分経つか経たずって頃。
もうほとんど外は真っ暗になってたんだけど、不意に窓の外が明るくなったのね。
なんだろう?もしかしてじいちゃんの魂がまた戻ってきたのかも・・・なんて思った。
そしたら案の定、さっきと同じような光の玉が窓をすり抜けて入ってきた。
でも、さっきとなんか違うのよ。
色が・・・なんていうか、汚い黄色で、形も不安定にぐにゃぐにゃ変わってる。
それを見たとき、もう本能的にやばいと思って追い払おうとしたんだけど、
一足遅くて、それはじいちゃんの口の中に入ってしまって・・・
その瞬間、「@#$%’&’”」(意味不明な言葉の羅列)みたいな
うめき声をあげて、じいちゃんが息を吹き返した。
俺と妹はびびってすぐに家族を呼びに行ったんだけど・・・

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