[拾った女]

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かとおもうと痙攣をはじめ苦しそうになった

今度は女の声にもどったが(その女の声ではないけど)
再びなにをいってるかわからない「。。。っさま・・・さま・・あでrlprpl」

あおむけのまま、首をかきむしっていたが
「ああmfdfg、やっとこの期がいまだ、みたされ・・・」とさけぶと
下半身だけ脱ぎ始め服をずらして、(メンバーのスエットを着ていた)
パンティをかきむしりながら、性器をひらくようなポーズをして

大きく足を開き腰だけを上下にゆらしながら

 Гヽ_○

「今でございます。」「今でございます。」「今でございます。」
と大声をだしながら、腰を大きく動か始めた。
(いや、結構おもしろいけど、異様やろ?笑)

メンバーはすべて唖然としていると、しばらく腰を振っていたが
またガクガクと痙攣を始め

○  ←ヽ
|  ←ヽヽ
|  ←ヽヽヽ
|  −−−−○

このたちあがり方をした
とおもうと
「ケタケタケタ・・・」と笑はじめた。(表現的に「ケタケタ」が一番近いらしい)
「うぬら土百姓が・・・・」とかなんとかいって(この声も異様だったらしい)
全員をなめるようにゆっくりみると
突然かがんだ姿勢でになって大声でうめきながら
玄関に走っていってそのまま、外に出ていってしまった

メンバーは恐怖でお互いを見回し唖然としていると、
ひとりのメンバーが窓を見て驚いた
女が窓にはりついてこっちをみていた、
その顔は口裂け女とでもいうのか異様に口が横に大きく
その口から、すこし長い舌が伸びて窓ガラスにベタっと引っ付いていた
ニッターーとわらったかと思うと、窓ガラスを2,3度平手でたたいて
大声で何かを叫びながら走っていってしまった。

残されたメンバーはわけがわからず、これはヤバイと思ったが、
どうしようもなくその夜は恐怖で寝れなかったらしい。

何日かしたが、もう女は戻ってこなかった。

女が残していったカバンがあったので、なかをみると、
ごくフツウのものばかりだった免許や保険証はなかったが 
なにかの手帳に電話番号がいろいろ書いてあった
(当時は携帯なんかない)
その子の苗字といっしょだったのと一番上にあったという理由で
その番号に電話をしてみた
「あの・・・」と話すと向こうから
相手「・・・○○子の事ですか?」とその女の名前をすぐにいってきた
相手は続けざまに質問してきた
相手「そこにいますか?」
「いえ」
相手「・・・・そうですか・・」
「あの・・家には戻られましたか?」
相手「いえ○○子はウチのじゃありません」
「はぁ・・・?」
服やそのカバンがあったので、それらの話をすると、
相手「ああ、捨ててください。」といって電話を切られた

次の日の朝早くピンポンがなったと思うと、少しやつれた感じの小男が立っていた。
男「○○子の件で昨日電話いただきまして。」といった
(電話をしたのはAなんだが、そのときの声や感じから違う人と思うとの事)
男「あの荷物を・・」
「あ、戻られたんですか?」
男「いえ、まだです。」
「え?なぜこの場所がわかったんですか?」と聞くと「いや・・・」と男はごまかした
男「カバンを・・・」
カバンと服をあずけると、急いだ感じでその場でカバンを開いてなにかを確認してるっぽかった
男「・・・・本当にこれだけしか入ってませんでしたか?」
「ええ」実際なにも取っていない
「わかりました。また、アレをみかけたら、すぐに電話くれませんか?」といって
男は「最後にお願いです。次みかけても家には
入れないでくださいね。・・これすくないですが・・」といって帰っていった。
封筒には5万円が入っていた。

(これも後日談なんだが、Hができたってことで、どうもその女にやや惚れたメンバーDが
電話をしたが、「現在使われておりません」だったそうだ。)

メンバー全員ここに住みたくないという意見は一致し
ノイローゼになったメンバーの一人が半端でなく怖がり「とにかく帰る」といいだし
両親が家につれて帰った。このバンドの集団下宿はこの時点で終了した。

先に書くと面白くないので書かなかったんだが、
女に最初あったとき着てた服は【男もんのスウェット】だったとさ


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