[あれは死ねる]
子供の頃箱ブランコの背中のところに立ってかなりハードな立ち漕ぎをしていた。
もう最大限に振ってガタンガタン言わせていた。雨が降った直後で上の棒や
立っている背もたれの棒は少し濡れていた。
ブランコが最大に振れた瞬間に滑って落ちた。
一瞬何が起きたのか理解できなかった。
丁度停まっていたら足を置く板がある真下にうつぶせに倒れていた。
友達が「頭あげちゃだめーっ!!!」と物凄い勢いで叫んだおかげで
自分の置かれている状況が飲み込めた。
自分の後頭部のすぐ上では重いブランコが物凄い勢いでガッタンガッタン揺れていた。
ブランコが停まるまでの時間が物凄く長く感じた。
あれは普通に死ねると思った。
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