[ノイズ]

昨日CDショップで視聴してたんです。
店内のCDのほとんどが視聴できる端末が置いてあるショップ、ありますよね。
バーコードを読み取らせるとストリーミングで40秒ぐらい再生してくれるやつ。
そこでデヴィッド・シルヴィアンとかケイト・ブッシュとかモータウンとか視聴してたんです


そしたら何か耳元からノイズというか誰かがゴニャゴニャ言ってるような声が聞こえるんですよ
あれ?おかしいなぁそんな曲じゃないのにと思って音量を上げると、その声は聞こえなくなりました。
また音量を元に戻したのですが、もう聞こえなくなってました。
気のせいかと思って視聴を続けていたら、ふとまた聞こえるんですよ
で、また音量をいじって。。。ってことを何回か繰り返してました。

そこで次のCDを選んで棚から持ってきて聴きはじめたんです。
自分の幻聴かどうかを調べる為にわざと静かなアルバムを選びました。シガーロスの()。
そしたらすぐ聞こえました。

「おチン○だいすき、おチン○だいすき」って。

ばっと振り返るとすぐ背後に、ぱっとしない感じの痩せためがねの男がぬぼーっと立っていました。
見つかったことにすごく慌てて、ぎょっとした表情を浮かべると早足で店の外へと逃げていったんです。
私は全然気が付かなかったのですが、どうやらわざわざ耳元で呟いていたようなんです。
ぞーーーっとして、すぐ店員のお兄さんにあの人チカンですって言ったんですよ。


店員いわく、「あんまり近くに居たので、私の知り合いかと思っていた」そうなんです。

そして、
「CDを選んでいる時もあなたの近くでで口をパクパクさせてたので、てっきり会話しているものかと」
「棚を挟んだ場所に立って貴方の行く方向にあわせて、まるで呼ぶように手招きしたりしていた」
「CDを取り出して貴方に見せ、それを説明しているようにふるまっていた」

などと驚きの証言が続々と出てきたときはもう背中に冷たい汗がわぁっと吹き出ました…
私はというと、全く気が付いていませんでした。
鈍いわけでもないのですがリラックスしていたのもあると思います。
でも、目で見えていても脳で見てない部分でそんなことをされていたなんて死ぬほど気持ちが悪いです。。

次の話

Part111menu
top