[後ろの正面だーれ?]
山に住んでいると
夜中に不思議なことが度々起こります。
その中で短い体験談を一つ。
夜中にトイレに起きました。
トイレの中で用を足していると
外から声が聞こえました。
『か〜ご〜め〜、か〜ご〜め〜』
子供の声です。
その声を聞いた瞬間体が金縛りにあいました。
息を潜め、恐怖心と戦いながら耳をすましていました。
『後ろの正面だ〜あれ・・・』(歌詞をを忘れてしまったので略)
といい終えた直後に金縛りが解けました。
すぐさま、私はトイレから出ようと後ろを振り向きました。
クルッと振り向くと目の前に子供がいた。
私はその子供と目が合ってしまった。
目が合ったと言っても、子供に瞳はなく
目の白い部分だけしかありません。
顔も青白く生気がない感じでした。
すると、その子供は口を開け
『後ろの正面は僕だよ』
と言い、二カッと笑い、消えました。
こうして書いてみると怖くないかもしれませんね・・・
でも、当の本人である私はビビッテ少し漏らしてました。
次の話
Part111menu
top