[瘤]

町で見かけた人。
首のすぐ横の肩のところにほぼ頭と同じくらいの大きさの瘤ができていた。
その人が歩くたびに瘤もゆらゆらゆれていた。
何より異様だったのは・・・。

その瘤に帽子をかぶせていたこと。頭にもおそろいの帽子をかぶって・・・。
あまりの異様さについ振り返ってじっとみてしまった。
今でもあれが本当だったのか疑わしく思うときがある。

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