[ブヨブヨした物と移動する栓抜き]

私にとってかなり怖い実体験です

私の母の実家が青森県にあるので夏休みは8月の14日から
1週間ほど家族で里帰りをするのが毎年の恒例でした
5年程前生まれて初めて私は下北半島というところに行きました
そこにも親の親戚が住んでいてその人に会いに行ったのですが
夜は海の近くのペンションに家族で泊まりました
次の日は近くにある入り江に兄と妹と母と出かけました
結構急な坂の下にあった入り江は人も少なくとても綺麗でした
私が海に入ろうかと思うと先に入っていた兄が何か慌てた様子で海から上がってきました
「何かぶよぶよした物踏んだ!!結構デカイしヌメヌメしてて気持ち悪ぃ!!ここは止めといたほうがいい!!」
母はタコか何かだと言っていましたが周りには人もいなくなっていて何か薄気味が悪いので
結局親戚ともう少し離れた海で遊ぶ事になりました
それでその夏の青森県への帰省は終わりました
でも帰りの車の中に妙なものがありました
それは例のペンションの台所にあった栓抜きでした
ビンの飲み物なんて誰も飲んでないし誰もいじった覚えはありませんでした
へんだなぁ・・と思いながらもまぁ栓抜きはそのままにされてました

2年程前の冬にこちらに働きに来ていた叔父が青森に帰るので車を貸しました
何事も無く帰ってきたのですが1つだけおかしい点がありました

栓抜きが無くなっていました

叔父は栓抜きがあったことすら知りませんし後部座席のポケットに入ってたものを
誰かがいじったとも思えません
でも半月ほどした後栓抜きのありかがすぐにわかりました
車を借りた叔父が後に買った新車の後部座席のポケットに入っていました
叔父が新車の掃除をしていた時に見つけたそうです
それでもそのときは気味が悪い程度で済まされていました

叔父がその新車で青森に帰省した時の事です
また誰がいじったわけでも無いのに栓抜きはなくなりました

それから暫らく栓抜きの行方は分からなくなりました

その年の大晦日に私の家に母の実家から電話がかかってきました

「〇〇(母の名前)が言ってた栓抜きだけど・・パパ(母の父)のお仏壇の奥から
出てきたんだけど・・・どうしたら言いと思う?」

母はそれを聞いたときのことを忘れませんでした

電話をしながら不意に見たパパ(母の父)の写真立てが黒く濁った後に
びきびきとひびを入れて割れてしまったらしいです

今栓抜きは母の父の仏壇に供えてあります
でもまたいつか移動するかもしれません

長くてすいません。栓抜きの話の補足になります

例のペンションに私の叔母が友人と泊まったらしいのですがその後に聞いた話です

例のペンションの近くには崖があったのですが其処は有名な自殺の名所だったらしいです
私たちの泊まる前日にも学生が自殺していました
それ以外にも何人かの遺体は行方不明だったらしいです
夜になるとその見つかってない死体が崖を上って例のペンションにやってくるので
其処では毎晩夜は永遠とお経を流し続けているそうです

そして兄が海に入ったときに踏んだものは・・・・
水を吸ってぶよぶよに膨らんだ死体だったかも知れない可能性が高いのです
私たちがそこを去った後ちょうどその入り江に死体が流れ着いたそうです
水を吸ってぶよぶよに膨らんで体液で表面がヌメヌメした死体でしたが
一部分が踏まれたみたいに窪んでいたそうです

そして入り江には私たちの他にも数人の人がいたはずなのですが
そのペンションにその日とまっていたのは私たちだけでしたし
地元の人は其処に近づかないらしいです

もしかしたらその人たちも
打ち上げられていない死体なのかもしれません

次の話

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