[忠霊塔]

むかし、夜明け前にゲーム喫茶で年上の友達に聞いた話。

忠霊塔という戦争で死んだ人のための慰霊碑の塔がたつ公園がある。
そこは公園と広場になっていて、友達とご主人と子供で遊びにでかけた。
ご主人と子供はキャッチボールをして、友達は塔の付近に咲く野花を
つんで日曜日を楽しくすごした。その晩友達は居間でこたつに寝て、
ご主人と子供は寝室に眠っていた。夜中、ふと目がさめるご主人と子供。
二人が目を合わせ、次に視線を向けたのは本棚の上。青い火の玉が燃えている。
叫び声をあげながら、Mさんのところへ駆け込む2人。
後で見に行くと、火の玉が出たところは忠霊塔で摘んだ花を飾ってい
たところだったそうだ。以前どこかにカキコしたけどコピペじゃないよ。

お詫びと訂正と補足。
友達が途中でMさんになってしまいました。スマソ
火の玉を実際見たご主人と子供に直接その時の話を聞いてみたら、
ご主人は寒気で目が覚めたそうだが、子供は金縛りと銅鑼の音の
ようなドーンドーンドーンという音が大きくなり目がさめ、父親と
目があい、本棚を見ると火の玉。で、逃げ出す時にちらっともう一度
そこを見てしまったらしい。そこには青い火の玉は消え、白い手が
オイデオイデをしていたそうだ。


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