[幽霊はデジタル化できるのか]
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友人の部屋に入ると、友人は部屋の隅で膝を抱えてうずくまってた。
「('A`)スンマセンデシタ・・・・」
こんなことを繰り返してた。
友人を連れて下の部屋に下りて、明るくして落ち着かせたところで話を聞いた。
友人は寝る時には仰向けになって寝る癖があるらしく、当時もあお向けで胸元まで
タオルケットをかけて寝ていたそうだ。
ふと夜中に目が覚めたら金縛りにあってたらしい。
動けない!と思った時に、両足を誰かにつかまれたそうだ。
その手は血のようなものでヌメってたらしく、非常に気持ちが悪かったと言ってた。
その掴んでる手がどんどん上に上がってきたそうだ。
足首→もも→腰→胸元・・・と
どんどん布団の中から這い上がってくる感じ。
___ ←布団
○□= ←何か
●■= ←友人
丁度こんな感じで布団と友人の間を上がってくる感じ。
視線を胸元に移したら、何かがこっちを凝視してたそうだ。
それで怖くなり目を閉じたらしい。
その直後にガバっと一気に這い上がってきて、顔を付き合わせるような感じに
なったらしい(そういう気配がしたそうだ)
びっくりして目を開けると、目の前にはビデオに写ってた女性がいた。
俺の時と同じように、何かブツブツとしゃべってたらしいが、友人には聞き取れなかった
らしい。
友人の記憶はそこでプッツリと途切れて、俺が部屋に来た時になぜ部屋の隅にいたのかさえ
覚えていなかった。
その日のうちに大学の教授にビデオを送り、この体験を話した後で「自己責任で見て下さい」
と付け加えた。
数日後に教授から電話があり、「お前たちだけしか写ってないぞ?」と言われた。
夜中にも変なことは起きなかったようで、俺と友人の話は鼻で笑われたorz
それ以来このビデオは誰にも見せておらず、友人が今も保管している。
俺も友人もその日以来その女性の霊?には合ってないし、変な体験も無い。
・・・その日以来霊感が少しばかり強くなった気がするけど(;´Д`)