[曾祖母]

母方の祖母の話です。
私が産まれる前に曾祖母は亡くなっているんだけど
曾祖母は享年60歳で当時の平均寿命に比べると少し早く亡くなったらしい。
お葬式は曾祖母の実家で、祖母やその兄弟たち
親戚が集まって行われたみたいなんだけど
お葬式の夜、祖母や兄弟たちが寝ていると
兄弟の一人が部屋の窓の外が光っていることに気づき
みんなを起こして窓を開けてみると、橙色の火の玉がいて
その火の玉は徐々に曾祖母の顔に変わって
そのまま窓辺から離れながら消えていったそうだ。
祖母は「きっと最期に会いにきてくれたんだろう。」と話してくれた。

あと、父方の祖父が数年前に亡くなって、父の実家に家族で行ったときも
母の夢の中に祖父が出てきて「よくきたね〜。」と
ニコニコしながら言ったそうだ。
それで、その夢の後夜中に目が覚めたみたいだけど
夏で暑苦しい夜だったにもかかわらず母だけは寒かったらしい・・。

次の話

Part104menu
top