[感電とは違う?]
 私が小学生の頃に実際に体験した話です 
当時、休日を利用して家族で日光江戸村へ遊びに行きました。 
家族と一緒に一通り周辺施設を見回っていると、 
猿軍団の催しを行っている会場を見つけました。 
私を除く家族の皆は「面白そうだ」と 
その催しを見る事にしましたが、私だけはつまらなそうだったので 
一人で外をブラつく事にしました。 
散歩していると猿山を発見。 
近づいてみると、近くに 
「危険!高圧電流あり!手を触れないで下さい!」 
と書いた立て札がありました。猿脱走防止用に高圧電線が張られているようでした。 
しかしそれを見た小学生の私は 
「こーあつでんりゅーって何かな〜?」 
と興味本位で手を伸ばしてしまいました。 
字は読めたんですが、その意味が分からなかったのです。 
次の瞬間、背中を思いっきり平手打ちされたような強い衝撃が 
全身に走りました。 
手を触れるな、と書いてあるにも関わらず手を伸ばした私の事を 
誰かが叱る意味で、背中を思いっきり叩いたのだと思ったのですが、 
後ろを振り返ってみても誰も居ませんでした。 
怖くなった私はその場を一目散に逃げ出しました。