[壁の穴]
ある男が、長い壁のある通りを歩いていると 「13、13、13、13…」 と言う複数の人間の声が聞こえてきた。 男がふと気になり壁を見てみると、壁にはいくつか中をのぞける程度の小さな穴が開いている。 その穴の一つを男が覗き込んだ瞬間、穴から人間の指が出てきて男の目をつついた。 その後、声は 「14、14、14、14…」 に変わる。
次の話
Part101menu top