[最後のコミュニケーション]
連れのマンション(28階建て)で遊んでて深夜にコンビニへ行くのにエレベーターで下に降りた。 
1階へ着くと俺が降りてないのに女が乗り込んできた。 
変な奴やな〜と思って舌打ちしてエレベーターを降りようとすると女がガッと俺の腕をつかんだ。 
一瞬、何が起こったかわからんかったが女の腕を振りほどいて『なんやねん!!』と怒鳴った。 
女は一言『楽しい?』 って・・。マジマジと女を見るとパサパサの長い髪の毛で顔は蒼白。正常な人間ではなかった。 
俺は貞子が頭に浮かんで、早足で逃げた。(猛ダッシュするとダサいとなぜか思った。) 
自転車でコンビニに行き、恐る恐るマンションへ戻ると女はいなかった。 
友人の部屋に戻りゲームをしてるとパトカーと救急車のサイレンの音がマンションの側で止まった。 
そうなんです。さっきの女が飛び降りよったんです。女を思い出すと今でもゾッとします。 
まじ怖かったんですよ。女は最上階から飛び降りたみたいで 
柵のところにバッグとか置いてあったとの事。 
近隣住民の話では飛び降りる直前に大声で奇声を発してたみたい。 
女はマンション住民ではなく、なぜかわざわざ隣の区から来たとの事でした。 
自分はかなり至近距離で女と対峙したんですが、まさに座敷女(ご存知かな??) 
真っ白い顔で薄ら笑いを浮かべた女の表情は数年経った今もトラウマです。 
自殺する直前の人間って、すでに半分死んでるんですね。 
うわっまた思い出した。。。。
次の話
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