[骨の花子さん]

小学生の時に幼なじみに聞いた話。幼なじみの彼女は今、連絡すら付かない様な感じになってるので信憑性などは突っ込まないで頂きたい。


幼なじみはちょっとした霊感が有ったらしい(本人談)その幼なじみが小学三年か四年の時位に放課後なんだか残ってた時に学校のトイレに入ったそうです。


用をたし終わった幼なじみは水洗便所の水を流すとトイレから出ようと扉に手をかけると開ける事が出来ません。ノブじゃなくてなんというのか…閂系の鍵で閂を開けたら開く筈なんですが開きません。

何度となく開けようと試みてが便所の個室がガタガタと揺れて居るだけで扉は開く様子も無く幼なじみが不安になったその時。


すると、どどど、どどどと言う音がして幼なじみが振り向くと水洗便所の水が流れたままです。


不思議に思った幼なじみは水洗便所を恐る恐る覗き込むと水洗便所の水の流れの間におかっぱの女の子が立ってたそうです女の子はランドセルをしょって居て、いかにも花子さんな感じだったそうです。


幼なじみは視線を逸らす事も出来ずに見ているとその水に映った女の子はランドセルを開け、何かを取り出しました…。
それは人骨で女の子は水の中で人骨にむしゃぶりつきました。人骨を舐めながら幼なじみを見てたそうです。
するとぴちゃぴちゃと濡れた音が個室の中に響いてきて幼なじみは膝が震えて来たそうです。

音の先は便器の中で髪がぐっしょりになった女の子が赤くて長い舌を出して骨がしゃぶってました
今度は水の中ではなく、実体化の様な感じで…幼なじみを上目使いで見ると口を歪ませて一言呟いたそうです。


「ほ…ね…」


幼なじみは半狂乱になって扉を強引に叩いているとその女の子が足を掴んだそうです。幼なじみは絶叫。すると、扉が開き慌ててランドセルを持ち学校を飛び出したそうです


幼なじみは「あれは絶対に花子さんだった」と興奮気味に語って居たのを今となっては懐かしく感じます。

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