[サリョじゃ!]

前ページ

まず、なんとそのたかだか50メートルほどの道(Yの字になっていますが)に、小さな
祠やお地蔵さまが計7つも密集しているんです。そしてその道に面した家の玄関のほ
ぼ全てに盛り塩がしてありました。中にはお酒が置いてあったり、何枚ものお札がベ
タベタ貼ってある家も。そしてこの周辺ではありえないくらい、廃屋と化した空き家が
目立ちました。そういえば最初のほうで書いた「この道を迂回すると、ものすごい遠回
りをしなければならない」というのもおかしな話です。区画整備された町並みで、この
一画だけ、周囲の車道は大きく迂回するかそこで行き止まりになるかしているんです。
唯一このY字路と、そこから分かれた毛細血管のような複雑な小道だけが、そこの交
通手段となっています。

気味が悪いので地元の人間である学校の先輩に訊いたところ、この一画には昔、い
わゆる部落があったそうです。それだけではなく戦時中に何か忌まわしい事件があっ
たらしく、部落自体は終戦前になくなったのだとか(その事件の内容はタブーとされて
いるらしく、先輩も知りませんでした)。しかし地元の人間も忌諱して、その後もずっと
その土地には手をつけず、20年になってようやく外から来た人間が住み始めたのだ
とか。

いったい部落で何があったのか。「サリョ」というのは何なのか。気になりますが、先輩
やM君の忠告もあり私はそれ以上調べることを止めました。みなさんも、もし兵庫県
の某有名暴力団本部のある都市に行かれることがあれば、気をつけてください。何故
か主な車道が途切れたり迂回しているからと言って、むやみに近道しないように。


209
>>188
……もしかしてその部落、朝鮮系じゃないか?
「サルリョジョ(助けて)」という韓国語があるんだが、ルの発音が日本語
に比べて弱いためか「サリョじゃ」とも聞こえるんだこれが……

((((
;゚Д゚)))ガクガクブルブル


次の話

Part100menu
top