[あんた死ぬよ]

5年前の夏の出来事。
母の実家のある新潟に一緒に帰省した。
ここはど田舎なのでなにもすることがなく暇をもて余していた。
とりあえず車でふらついてみるかとドライブへ1人ででかけた。
ふと気づくと山道になっていた。
俺は調子にのって下手糞なドリフトをして峠を楽しんでいた。
しばらく走ってコーナーを曲がった時いきなり人が飛び出てきた。
よけれるはずもなくひいてしまった。

めちゃめちゃパニックりながら俺は車を止めてその場所へひきかえした。
でもなーんもない。車にも傷とか血とかなにもついてないし思い出してみれば衝撃とか音とかなんもしなかった。
後味が悪かったけどきのせいだと無理やり納得して母の実家へと帰った。
次の日の夜になりやっぱりなにもすることがない。
昨日の事がきになったのでもう1度あの峠にいってみた。
通行する車が皆無に等しいので峠いったいがとても静かで不気味です。
やがてその場所へつき車から降りてみるとなにも変わった事はない。
このときやっとほっとしました。なにせもしひいてたら人生終わりですから。
安心しきって車に乗り込み峠を下っているととてつもなくいや〜な感じが・・・。

とりあえず煙草に火をつけてなんとなくバックミラーを見たらなんか違和感が・・。
いったん目を離してもう一度バックミラーを見ると・・・。
そこにはミラー越しに俺を睨んでいる不気味な目。
すぐにミラーから目を離しバックミラーをみないまま峠を走りました。
峠は全く他の車の通行がありません。
とりあえず通行量のある国道目指して走りつづけました。
あの時の状況は今思い出しても震えます。
無事国道につきコンビニへいきました。

次へ