[三村]

ある女性が道を友達と話しながら歩いていると、前方に
4〜5歳くらいの女の子が見えました。
その女の子は、道行く人に近づいては、何かを尋ねている様子でしたが、
不思議と人々は女の子を相手にしていないようでした。

不安げにうろうろする女の子をかわいそうに思った女性は、女の子に近づき、
「どうしたの、迷子になっちゃったの?」
と聞きました。
すると女の子はうつむき加減だった顔をあげ、ニタッと笑いながら
「見えるのかよ・・・」

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